香港と赤ちゃん
香港に来て感銘を受けたことのひとつ。それは、老若男女問わず、赤ちゃんに優しいこと。
赤ちゃんを見ただけで、もう日本人の感覚としては、オーバーリアクションと言っていいほど喜んでくれる。
日本を出るときには人見知りが始まりつつあった娘も、人見知りなんてしてられず、みんなが微笑んでくれたりあやしてくれたりすることに、すっかりご満悦。バイバイと手を振られたら、しっかりバイバイと手を振りかえしている。
その娘の反応をみてさらに喜んでくれて、見ているこちらも幸せな気持ちになる。
そんな赤ちゃんに優しい国、香港だけど、めちゃくちゃ赤ちゃんに優しくないところもある。
それは、、、路上でタバコを吸うのが当たり前になっていること。
歩道の至るところに大きな灰皿みたいなのがあって、その前でたくさんの人がたばこを吸っているし、歩きタバコをしている人も少なくない。
もうこればかりはどうしても好きになれないもののひとつ。
だけど、いつか、まだわからないいつの日かこの街を去る日が来たら、
タバコの煙を避けながら、バスの排気ガスを浴びながら、蒸し暑い香港の街を、ベビーカーを押しながら歩いた日々が懐かしく思えるのかもしれない。